Taylor [314ce]の中古品が入荷いたしました。
独自のピックアップシステムや設計思想を有し、特にステージ向けのギターとして世界中でとても高い評価を得ているTaylorブランド。
同社のギターはグレードに応じてアメリカ製造とメキシコ製造のものに分けられますが、本器はアメリカで製造される300シリーズの一本です。
ボディトップにはスプルース単板、サイドとバックにはサペリ材の単板を採用したオール単板ギターで、ネックにはマホガニー、指板とブリッジにはエボニーが採用されています。
ボディトップのみツヤ有りの塗装で、それ以外の部分はつや消しのサラサラとした質感の塗装仕上げです。
現行商品の314ceとは主な部分ではブレーシングパターンとピックアップシステムが異なっております。
ブレーシングパターンは現行商品がV-Classであるのに対し本器はオーソドックスなXパターンを採用しています。
ピックアップシステムに関しては、ピエゾのみで音を拾う現行のES2に対し本器はコンタクトピエゾとマグネチックピックアップをブレンドして音作りする仕組みを採用しています。
デザイン面では、本器は赤べっ甲柄のピックガードを採用している点が特徴です。
本器はバインディング付近の塗装トップコート層にごく小さな剥離がいくつか見られますが、現状ではその範囲は狭く目立ちにくいものです。
その他には浅く小さな打痕が数点見られる程度でまだキレイな印象を受ける個体です。
ネックは現在真っ直ぐな状態を保っており、トラスロッドにもまだまだ締め付ける余裕があり効き目もございます。
フレットは全体的に残り約8-9割程度で、部分的な凹みもなく光沢があります。
12フレット上の弦高は、6弦約2.5mm、1弦約1.5mm程度と標準的で弾きやすい高さです。
サドルの高さにもまだ余裕があります。
特にビビりや音づまりも感じられず、演奏におけるコンディションも良好な個体です。
マホガニーに近い特性をもつサペリ材をサイドとバックに持つ本器は、適度に張りがありつつ柔らかさも備えたサウンドでストローク/アルペジオ問わずに持ち味を発揮できる魅力的なサウンドです。
現行商品のV-ClassブレーシングやES2ピックアップシステムは総じてアタックが強めに感じられアルペジオにおいて音の存在感がある点を持ち味としていますが、本器はアタック感が適度に収まっておりストロークの際にもコードのまとまり感があるため弾き語りのステージ向けギターとして非常に有用です。
また、ボディサイドに設けられたシンプルなコントロール系統はトレブル/ベースの効き範囲が絶妙に設計されているためどんな設定でも聴きやすい範囲から逸脱しない優秀なコントロールという印象です。
生音に近いサウンドをそのままアンプから出したいという場合にもおすすめのピックアップシステムです。
ハードケースが付属いたします。
生音でもアンプ出力時でも非常に優秀でバランスの取れたギターです。
気になる方はこの機会をお見逃しなく。
税込み販売価格 162,800円