Tokai [Talbo]の中古品が入荷いたしました。
1970-1980年代にかけては国内ギターメーカーの中でも優れた品質のものを生産し人気を博していたTokaiが、コピーモデルではなくオリジナルデザインのギターとして1983年に発売したTalboモデル。
木材で構成されることが常識とされてきたエレキギターにおいて、アルミ鋳造のボディを採用するというとても個性的な仕様が話題となりました。
個性的すぎるが故か、世間的には当時はあまり受け入れられることなく一時は生産中止を余儀なくされたTalboですが、1990年代に入るとGLAYのHISASHI氏が愛用したことなどにより再評価され、以来は現代に至るまで様々なモデルがラインナップされています。
本器は1996年-2002年ごろに生産されたと思われる一本。
上述の通りアルミボディを採用し、ボディ内部の空洞にはハウリングを防止するためのウレタンフォームが詰められています。
ブルーの着色が施されていますが、経年や使用により塗装の欠けや摩耗が多く見られます。
ネックはメイプルで、ローズウッドの指板を採用したギターで、トラスロッドの調整をネックヒールサイドからも行うことができます。
GOTOHのピックアップをH-S-H配列で搭載しており、ハムバッカー2基にはそれぞれにコイルタップ用のミニトグルスイッチが設けられています。
5WAYセレクターでサウンドバリエーションも豊富に得られる仕様となっております。
Wilkinsonのトレモロユニットを搭載しておりますが、トレモロアームは紛失されております。
また、トレモロバックパネルも紛失されています。
ボディやネックには当て傷や塗装の欠け/摩耗が多く見受けられ使用感のある個体と言えます。
ナット部分の1弦側には若干の木部欠けが見られますが機能面では問題ございません。
ハードウェアにもサビなどが発生しておりますが、可能な限り除去してありネジ等の動作には問題ございません。
ネックは現在真っ直ぐな状態を維持しており、トラスロッドにもまだ締め付ける余裕があります。
フレットは全体的に残り約6割程度の高さで、部分的な凹みはなく光沢があります。
特にビビりや音づまりも感じられず演奏におけるコンディションも良好です。
アルミボディが影響してか、立ち上がりが素早く明瞭な響きが得られる点が特徴で、Talboならではの特徴的な響きです。
豊富なサウンドバリエーションにて柔軟に対応できる点も魅力です。
社外製のソフトケースが付属いたします。
気になる方はこの機会をお見逃しなく。
税込み販売価格 55,000円