Gibson Custom Shop [1968 Les Paul Custom Reissue]の中古品が入荷いたしました。
1997年にカスタムショップ のラインにて製造された個体です。
オリジナルであるレスポールカスタムは、1960年に一度生産を終えており、その後1968年にスタンダードとともに復活しています。
本器はその再生産が始まった頃の仕様を復刻したモデルです。
1950年代のレスポールカスタムとの大きな違いとして、50年代が1ピースのマホガニーボディを採用していたことに対し、68年仕様ではスタンダードと同じくマホガニーバック/メイプルトップに変更されている点が挙げられますが、
本器はその仕様を再現しております。
ネックはマホガニーで、指板は黒々としたエボニーが採用されています。
セットネック 方式でボディとネックが接合されており、接着面積を稼ぐためのテノンと呼ばれる部位がフロントピックアップ下にまで達している[ディープジョイント]を採用。
全体的にラッカー塗装で仕上げられており、バインディング部分には経年によって若干黄色味を帯びた色合いとなっており、ボディトップやヘッドのトップ面には塗装のウェザーチェックが発生しています。
現在、ペグにはGroverの半月型が採用されており、ブリッジはABRタイプ、ピックアップはどちらも[57 Classic]が搭載されています。
ポットデートは1995年を示しており、オリジナルと思われます。
トーンコンデンサーにはバンブルビーが採用されております。
少なくともフレットとナットは新しいものに交換されているようで、現状ではやや太めのフレットがオーバーバインディング方式で打ち込まれています。
経年による塗装ダメージや細かな打痕がいくつか見られ、ハードウェアにもくすみや若干のサビが発生していますが、致命的な外傷や大きな修理痕はなく、ネック折れ歴もない個体です。
25年以上前に製造された個体としては、まだ良好な部類の一本と言えます。
ネックは現在まっすぐな状態を保っており、トラスロッドにもまだ締め付ける余裕があり効き目も十分にございます。
フレットは交換後大きくは減っていないようで、残り約8割程度という印象で部分的な凹みなく光沢があります。
特にビビリや音詰まりも感じられず、演奏におけるコンディションも良好な個体です。
スタンダードと同じ木材構成のボディに指板材としてローズウッドよりも硬質なエボニーを採用することで、芯がありつつサウンドの輪郭も程よくはっきりと表現できるサウンドという印象です。
艶やかで大人びた雰囲気のクリーントーンも心地よく、豊かなサスティーンを楽しむことも可能です。
ウェイトリリーフなどが施されるようになる以前の個体のため、重量約4.81kgとなっており、その分芯のつまったサウンドが得られる印象です。
純正のハードケースが付属いたします。
エボニー指板を採用したレスポールカスタムが年々希少となっているため、お探しの方はこの機会をお見逃しなく。
販売価格 ¥ 498,000 (税込) SOLD OUT!!